LINE
< TOPページに戻る

哲学カフェ Report

第33回哲学カフェ(2019年3月24日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
今回の哲学カフェには、下は16歳から上は70歳までの幅広い年齢層が集いました。テーマは「モチベーションを上げるには?」。
人生において何かを成し遂げるには、モチベーションを持ち続けることが大切です。時には自分が苦痛に感じるミッションをも、意識を変えることで自分に有用なものにすることが可能です。モチベーションをアップさせることは、目標達成の大きな推進力になることを知りながら、それがなかなか難しいのも実情です。
今回の哲学カフェでは、それぞれの世代や事情において、自身の目標やミッションをいかに成し遂げるか、どのようなアプローチが結果に結びついて行くかなどについて話し合いました。
「ミッションに取り組む中で、興味が続かず眠くなってしまうときは、気分が高揚する音楽を聞いて意識を変える」「嫌なミッションでも、その中で楽しいことを見つけて楽しんで行なうようにする」「明確な結果や達成感をイメージすることで、自分をふるい立たせる」「人に対する愛情や仕事に対する愛情を思い出すことで、やる気につなげる」など、様々な興味深い意見が出ました。

第33回哲学カフェ

第17回哲学カフェ(2017年9月9日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
今回のテーマは、「嘘について考える-2」でした。前回、2時間の哲学カフェでは話しきれなかったものを、今回引き続き話し合いました。最近TVや新聞などのメディアにおいて、フェイクニュース(嘘のニュース)が話題になっています。海外ではかなり前から問題になってきましたが、日本でも問題になりはじめています。公のメディアの嘘は、大衆に向けられます。またそのフェイクニュースに振り回されるのも国民です。そういったものをどう判断したらよいのか、どうプロテクトしたらよいのか、嘘の功罪について語り合いました。

第16回哲学カフェ(2017年7月29日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
「嘘について考える」でした。
「自分の利益のため、相手をだます嘘」「相手の心情をおもいやってつく嘘」私たちは、様々な理由で嘘をつくことがあります。では、どのような場面での嘘は良く、どんな場合には良くないのか? その件について結論を出すということではなく、それに対してどのように考えるか、どう感じるかということについて様々な意見が出ました。

photos

photos

photos

第15回哲学カフェ(2017年6月24日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
今回の哲学カフェのテーマは「今の自分に満足できているか」でした。
「満足をしてはいないけれど、幸せを感じている」
「自分が何かを発信することで、周囲の評価につながり、また経済的な見返りがあることが理想的。自己表現に対して、評価を得られたときに、満足できるのではないか」
「やりたいことがたくさんあって、それらをひとつひとつクリアしていけること」
「自分の投げた石が大きく波紋を作り、それが津波のように世界を変えていけると嬉しい」
「満足をしている点と満足をしていない点がある」
「自分のやりたいことが見つかっていない。もっと生き生きと、やりがいを感じながら生きて行けるような世界が、どこかにあるのではないかと感じている」
……など、さまざまな意見が出ました。また、さまざまな価値観が存在すると同時に、共通する価値観とはなんだろう……という点についても話し合いました。

集合写真

対話風景

第14回哲学カフェ(2017年5月27日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
今回の哲学カフェのテーマは「あなたは運が良い?悪い?」でした。 「運が良い」「運が悪い」という言葉は、日常的に良く使いますが、皆さんは「運」をどのように考えているのでしょうか。生物の進化の歴史を観ても必ずしも強者や適者が生き残るわけではありません。ある時点では弱者であっても、様々な試練を経て生き延び、種を残した場合は、結果的に「運が良かった」ということができます。また最初は弱者の立場であった種が、少しずつ環境に適応し、その後大躍進するというケースはたくさんあります。「運」は、一概に良い悪いと決めつけられるものでもありません。今現在、自分は不遇だと感じている人でも、「運」を味方につけられれば、人生大逆転のチャンスも十分にあるわけで、この日は「運」という人知を超えたものの正体を掴むべく、様々な角度から話し合いました。

第13回哲学カフェ(2017年4月22日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
今回の哲学カフェのテーマは「妄想は世界を救えるか?」でした。トランプ大統領の就任以来、世界はなにかと騒々しくなっています。シリアの化学兵器使用に対するアメリカの攻撃。朝鮮半島の紛争危機。最悪の場合は私たち日本に対する攻撃も想定されます。そんな中、平和・人権・国家・倫理・宗教などの概念をもう一度見つめ直すことが大事だと思います。では、なぜそれが大事なのか? それらの耳慣れた概念も、実は私たちの「妄想の産物」であり、意識の持ち方によって変更が可能だからです。前回に引き続き、テーマは「妄想」についてですが、今回は歴史的にみて、人類の発展に大きく寄与してきた「妄想」「共同主観」について話し合いました。

第12回哲学カフェ(2017年3月25日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
前回に引き続き、「妄想の功罪について 妄想を人間関係に生かすには?」というテーマで哲学カフェを開催。「妄想」は、共同幻想を生み出し、文化の発展につながる反面、思い込みによる勝手な判断、見当違いの行動につながる可能性もあります。今回は「妄想」の実態、細部について話し合いました。言葉でのコミュニケーションが常態ではあるものの、人は言葉の裏にあるものに思いを馳せ、相手から伝えられた内容を補足する傾向があります。伝える側にとっては、言った覚えのないものまで、相手に伝えたことになり、これが悪い結果をもたらすならば、「妄想」における害といえるでしょう。また言葉そのものの定義も、違いがあることがあります。人間の「妄想力」を前提とすれば、人と大事なコミュニケーションをとらなければならない場合には、慎重であらねばならない、ということがわかります。

第11回哲学カフェ(2017年2月25日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
今回のテーマは「自分の考えの99%は妄想かも? 妄想の功罪」でした。人間のイマジネーションの力が「共同幻想」を生み、文明を進化、発展させてきたという事実。「妄想力」ともいえる、人間ならではの創造力または想像力について語り合いました。共同幻想の典型的な例としては、貨幣の存在があります。ただの紙、あるいはただの鉱物が、共同幻想(ルールや約束事)により、大きな価値を持って流通しています。これこそが人間の「妄想力」であり、現在の文明の発展を促す原動力でもあるのです。ただし、この人間の「妄想力」は、時に自分自身をマイナス思考に向かわせることもあります。そんな妄想の功罪について、語り合いました。

カフェの参加者


第10回哲学カフェ(2017年1月15日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
前回語り尽くせなかった「ストレスを軽減する方法は?」について、今回も取り上げました。現代日本人のストレスの原因は、「人間関係」におけるものが多い。では1万年前の人々にとってのストレスは何だったのだろうか……と比較検討してみると、様々なものが見えてきます。猛獣など外敵からのストレス、気候変動によるストレス、慢性的な食糧難によるストレスがほとんどない現代だからこそ、人間関係によるストレスが問題となります。そんな自意識が作り出したストレス軽減法として、了山先生が「脱フュージョン」という方法を紹介。「自分を離れたところから見つめる」という思考作業によって、鬱状態から脱却する人もいるというエピソードも披露されました。


集合

第9回哲学カフェ(2016年12月3日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
この日の哲学カフェでは、「ストレスを軽減する方法は?」について様々な感想や意見が出され、白熱した話し合いとなりました。各々、幼少期から現在に至るまで「どんな時にストレスを感じるのか」について自身の体験を披露。ストレスの根源にあるものについて検証しました。また各々のストレス解消法についても話題が及び、お互いに他者の体験を興味深く聞くことができました。
ストレスの正体を突き詰めてみると、ほとんどが「人間関係に起因するもの」でした。多くの人にとって、人間関係によるストレスは、避けられないものであることがわかります。

ストレスを軽減する第1歩として、自身を客観視することは不可欠です。了山先生によって「自分がどのような状態にあるかを、まず自覚すること」「その状態から脱却する必要性を強く感じること」「意識変革を目指し、自分を訓練すること」の3ステップで、ストレスを軽減または解消することが可能ということが伝えられました。
人は過去の経験に縛られ、時に実体のない不安を生み出します。それは自分が作り出したストレスであり、自分の意識の持ち方によって、解消することが可能になります。「過去の経験にとらわれることを意識的に避け、今この瞬間のことだけを考える」という思考法を実践した参加者のひとりは、「最近は、とても楽になりました」と報告しました。

第8回哲学カフェ(2016年11月19日) at 喫茶室ルノアール  新宿3丁目
「人間関係における『成功者の極意』について」のテーマで、了山先生の講義がありました。人の心を動かすには、何が大切か、信頼を得るにはどうしたらよいか、信頼の蓄積など、人間関係において大切なポイントをまとめてくださいました。「情けは人のためならず」という言葉は、相手のためではなく自分のためになること、「人に情けをかけることは、やがて巡り巡って自分に戻ってくる」という意味です。人間関係というのは、振り子のようなもので、良い振り子を振れば、同じく良い振り子が戻ってきます。信頼は誠実な行動の積み重ねによって得られ、「約束を守る」「嘘をつかない」といった当たり前のことを、根気づよく日々積み重ねることによってこそ相手の信頼を得ることができるのです。その他「梵我一如」という言葉で表される「自分の本質は、宇宙と一体である」といった考え方に対して、「心も身体も自分のものでないとしたら、よりどころがなくなるのでは?」といった意見も出て、結論は出ないまでも、「自分の本質とは何か?」ということを改めて考える会となりました。


第7回哲学カフェ(2016年10月29日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
この日は、以前題材となった日本、アメリカ、中国、韓国の高校生を対象とした「自分を優秀だと思うか?」のアンケートが再登場。アメリカ人の90%以上が「自分を優秀だと思う」と答えているのに対し、日本人の85%が「あまり優秀ではない」と答えていることに、改めて驚かされます。この日の参加者に、改めて自分をどう思うかと聞いてみたところ、「あまり優秀ではない」がやはり多数派。アンケートには国民性の違いが浮き彫りとなっており、それについて、さまざまな意見が出ました。「日本では、周囲の目を気にするあまり、そういう答え方になるのでは?」や、「優秀な面と、優秀でない面があり、ひと括りには言えない」など、興味深い意見も出て、この日の哲学カフェも盛り上がりました。「自分の潜在能力を信じていますか?」という了山先生の問いかけには、ほぼ全員が「信じています」の回答を。また、眠る前の簡単なイメージトレーニングで、潜在能力を引き出すことができる具体的な方法も学ぶことができ、大変充実した回となりました。

集合

第6回哲学カフェ(2016年9月24日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
この日は、「西洋哲学」と「東洋哲学」の違いについて了山先生が講義をしてくださいました。「西洋哲学」は、人間を特別な存在であることを前提として組み立てられていること。「東洋哲学」は、人間を特別な存在に位置づけず、自然界の中の一要素として組み立てられていること。「西洋哲学」と「東洋哲学」では、前提が違っているのだから、真理を求める気持ちは同じでも、道筋や到達する場所が大きく異なってくるのだと知りました。了山哲学は、「東洋哲学」がベースとなっています。自分の本質は、個人にあるのではなく、宇宙にあり、「梵我一如」という有名な言葉はそれを表しています。つまり、自分の生き方を求める場合、宇宙の法則に則った生き方がベストであるという結論は、そこから導き出されているのです。

第5回哲学カフェ(2016年8月27日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
今回の哲学カフェでは、「自分が生まれてきた意味」について、さまざまな角度から話し合われました。東日本大震災の際に、自身の命の危険を顧みず最後まで避難誘導のアナウンスを行ったケース、いったんは避難したものの祖母を助けるために戻って命を落としたケース、相模原の障害者施設で起きた殺傷事件など、「命」のあり方が問われるさまざまなシーンで、自分の考え、価値観を改めて見つめ直す……という作業がありました。正解が出ることのない問いかけにも関わらず、それに対して自分がどう答えるか……で、自分の価値観を改めて知ることにつながりました。

集合

第4回哲学カフェ(2016年6月26日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
今回の哲学カフェでは、「『自分が生まれてきた意味』って何だろう?」について話し合いました。ひとりひとりが「生まれてきた意味」について改めて問いかけてみると、これまでと違った風景が見えてきます。「生まれてきた意味・生きる意味」というのは、その人その人が持つ価値観によって異なります。普遍的な答えが出なかったとしても、語り合う事自体に意味を見いだす事ができたように思います。また、自分の行為や存在が他の人に役に立っているという実感は、自分にとっての喜びであり、それが「生きる意味」となっている……ということに気づきました。

photo

第3回哲学カフェ(2016年5月28日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
今回の哲学カフェは当日仕事が入った方が多く、全3名の参加者でした。テーマは、「『自分らしさ』って何だろう?」シリーズで、「『自分の心や感情』っ て何だろう?」について話し合いました。「心」というものについて改めて語り合うと、いかに幅広く、また曖昧な使われ方をしている言葉であることがわかり ます。しかし、「心」に代わる言葉もまた存在せず、日常の多くの出来事が「心」という言葉によって表現が可能になっていることもよくわかりました。了山先 生の巧みなテーマの投げかけ、ナビゲーションにより、日常の振る舞いから果ては遺伝子の情報について……と、人数が少ない分、コアな話題も出て、興味深く 充実した2時間となりました。

集合写真

第2回哲学カフェ(2016年4月23日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
今回の哲学カフェ参加者は全7名。「『自分らしさ』ってなんだろう? 『自分の才能』って何だろう?」というテーマについて話し合いました。それぞれが「自分で感じる自分の長所」について語り、そこから現代人の抱えている多くの課題があぶりだされました。「個性の多様性は何のために存在するのか?」「日本人の長所と短所」「平成28年熊本地震について」「災害報道に対するメディアの責任」など、個人の問題から社会問題まで幅広い話題が出されました。

集合写真

第1回哲学カフェ(2016年3月27日) at 喫茶室ルノアール 新宿3丁目
初回の哲学カフェ参加者は全4名。「『自分らしさ』ってなんだろう? 『自分の個性』って何だろう?」というテーマについて話し合いました。日本、アメリカ、中国、韓国の高校生を対象とした「自分を優秀だと思うか?」アンケートや、「怠け者の蟻も集団生活には必要」など、了山先生から多くの興味深いデータが提供され、活発な意見がたたかわされました。

ginga


ginga
ページのトップへ戻る